【最近の編集部#5】ドルおじ表紙撮影裏話 第2巻 

こんにちは、今週の【最近の編集部】はTSMが担当させていただきます。

 

毎週火曜日を更新日にしているのですが、先週から体調不良でお休みをいただいていたので更新が遅れてしまいました。
季節の変わり目と言うことで急激な気温の変化に体がついていかなかったのか高熱に全身筋肉痛、頭痛と体調不良のオンパレードが怒涛の如く襲ってまいりました。ですが発症する前日に飲み食いした蝮、毒サソリ、冬虫夏草、馬に蜚蠊等々の各種珍味が効いたのか薬を飲んで一晩寝たところ、こうして動けるようにまでなってまいりました次第です。

皆様も体調がすぐれぬ時には滋養強壮に効く食べ物がオススメ?です。

 

というわけで、前回のブログから引き続き担当作であります、ドルおじの表紙裏話に関して。

 

現在の最新巻であります第2巻!!

1巻のときとは打って変わってにこやかな表情で踊るスターレットと真澄さんが目印の明るい表紙。後ろには星野くん、久保駄さん、愛生子ちゃんに加えてそれぞれの人形である、ペリメニさん、瑪唖、ミキプルまで揃った賑やかなテイストになっています。

作品の印象も大きく変わり、ここからまた多くの方の手に取っていただけたような印象がございます。

 

 

ただ、この構図や状態に至るまで割とアドリブかつ現場でのパッションで作られた経緯がございました……。

 

時は2023年12月23日。

寒空のもと、撮影スタジオの最寄りで待ち合わせした自分とさとう先生。前回に比べて風はあるが台風ほどではなし、天気も上々。撮影が終われば、打ち合わせをして解散かなと目論んでいたところ、開幕のジャブがさとう先生から放たれました。

表紙に関しては、まだ特に決めていません!

当然困惑はしましたが、意訳すると…

『実際のスタジオの雰囲気や状態を見たらイメージ変わる可能性が高いから、イメージを固めすぎるのではなく、その場でのインスピレーションや我々が楽しむ撮影の雰囲気を落とし込もう』

という意味の様でしたのでそういうやり方もあるのかと納得。そんなことを話している内にスタジオに到着し、撮影が始まりました。

 

今回のスタジオは以前とは違い、撮影者が飾りつけを行い自分自身の見せたい世界を作るというかなり自由度の高いコンセプトになっておりました。

それぞれビビットなカラーや落ち着いた雰囲気のブースがあり、自在にその形を変えられる柔軟なスタジオ!

ブースは明るい方向で行こうとビタミン系の鮮やかなブース。そして、まずは小物の配置から開始。使用許可をいただいた星飾りなどを縦横無尽にちりばめ、さらにカラフルで賑やかに!!

背景が決まればあとはポージングの話になり、あれじゃない、これじゃないとしていましたがここで閃きが!?『スターレットを手前に配置し、遠近法で二人が踊っている風とかどうだ』となり、ベストアングルを見つけ出すまでさとう先生、ペリメニさん、自分の3人がそれぞれ入り乱れる形で試行錯誤を繰り返し……。結果、このベストショットが生み出されました。

確かにこの構図はあのスタジオであの瞬間に動いたからこそ生まれたもので、高い感受性をお持ちの作家さんならではなのかなとも思います。

 

いかがでしたでしょうか?意外といきあたりばったりなのだなと思った方もいるかもしれませんが、ドルおじはさとう先生の描きたいモノやライブ感がかなり反映されているためこういった手法をとっております。

 

この編集部ブログでそのうち別の担当からもこういった作家さんとの衝撃的裏話が出て来るかもしれませんので、お楽しみに!!