【最近の編集部9】編集部デスクの今昔物語

こんにちは。

編集部のMHです。

編集部ブログをお読みいただき、ありがとうございます。

 

以前のブログにも書いたのですが、今年4月に中途入社した私は、

まだオープンにできない企画の多い状況なため、

他の部員さんと違い、与太話を中心に失礼しております。
しばし、お付き合いください。

 

今回は手前みそですが「編集者の机」のお話しを。

 

私は学生のころ、マンガ編集者という職業に

ほのかな憧れを持っていたのですが、

そのころのイメージでは、マンガ編集者の机と言えば

漫画「編集王」などで見られるような

「資料やマンガ雑誌が積みあがった、秘密基地のような机」でした。

……つまり全然片付いていない机です。

 

人間にとって楽しいモノ(漫画)が、

研究者の資料のようにうず高く、堂々と積まれている机。

しかも、そこはかとなく職人っぽさも感じられる…

……なんて夢の世界!と感じたワケです。

 

それから数年後、念願かなって新人編集者になった私は、

他の人からは眉を顰められる会社の先輩の片付いていないデスクを

見るたびに、ひそかに「これこれ、これだよ」と勝手に思っていました。

 

しかし、折しも時代は電子書籍元年などと言われたころでした。

急速にデジタル化が進みました。

アナログ原稿の漫画家さんが少なくなり、

紙の雑誌も少なくなり、

様々なものをデータでやりとりする時代に。

今では編集者の机自体がなくなり、編集者はPC片手にどこへでも行き、

そこで仕事をできるという会社も、他業種同様に珍しくありません。

 

実用性を考えたらもう一切の異論がないのですが、

今はもうなくなってしまった「秘密基地」に

時折わずかなロマンを感じるのもやむなしです。

そんなミーハーな「憧れ」のお話しでした。

 

オマケです。

私の机で今も唯一、昭和の編集者の机っぽさをせめて

なにがしか残すために置いている「こけし」です。

(昔、ドラマ撮影に来たカメラマンさんにだけウケましたが、

同業者からは一切ふれられたことがありません・・)

 

本当…にどうでもいい話ですいません!

もう少しで話せる企画も出てくるので、もうちょっとタメになる話をしますね!